ANAホールディングス(ANAHD、9202)は、ミャンマーで設立した合弁会社を10月末で清算した。ANAHDが11月7日までに明らかにした。
合弁会社「Asian Blue Aviation」は2016年3月、ミャンマーの大手財閥シュエ・タン・ルウィン・グループと設立した。資本金は15万米ドル(約1700万円)で、ANAHDは49%出資。ミャンマーからの国際線運航を目指していた。
今後のミャンマー事業のパートナー企業について、「現時点では白紙」(ANAHD)としている。今後もミャンマー現地企業との合弁事業を模索し、ミャンマーを拠点とする航空事業を展開する。
ANAHDは2013年8月、ミャンマーの航空会社アジアン・ウィングス・エアウェイズ(AWM)の株式を2014年3月末までに49%取得し、持分法適用会社にすると発表。その後、条件が折り合わなかったことから、2014年7月に出資を取り止めている。
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ANAグループ
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【お知らせ】
2段落目の運航形態を追記しました。(17年11月7日 14:12 JST)