デルタ航空(DAL/DL)は現地時間10月30日、エアバスA350-900型機の運航を開始した。最初の路線となったのはデトロイト-成田線で、ボーイング747-400型機から機材変更した。
初便となったのはデトロイト発成田行きDL275と、日本時間10月31日の成田発デトロイト行きDL276便で、同社2号機(A350-900、登録番号N502DN)を投入した。
A350-900は3クラス306席を設定し、ビジネスクラス「デルタ・ワン」が32席、プレミアムエコノミー「デルタ・プレミアム・セレクト」が48席、エコノミー「メインキャビン」が226席。ビジネスにはスライド式ドアを設け、個室空間を用意した。全席通路アクセス可能なフルフラットシートで、個人用モニターの大きさは18インチとなる。
デルタは2014年11月、A350のうち標準型となるA350-900を25機発注。今年7月に、米国の航空会社では初めてA350を受領した。現在は2機保有し、年内に5機体制となる見込み。
デトロイト-成田線は、前日まで「ジャンボ」の愛称で親しまれている747-400で運航していた。10月30日時点で、成田で747-400の旅客型を定期運航していたのはデルタ航空のみで、運航終了により、成田からジャンボが姿を消した。
デルタ航空のA350
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前日まで747で運航
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