日本航空(JAL/JL、9201)や全日本空輸(ANA/NH)など国内の航空会社などが加盟する業界団体「定期航空協会」は10月31日、ウェブサイトを約16年ぶりにリニューアルした。
定航協は1991年12月6日設立。現在は14社が加盟し、会長はJALの植木義晴社長が務めている。従来のサイトは2001年6月に開設したもので、スマートフォンやタブレットが普及したことにより、Flashを用いたページなど、正しく表示されないコンテンツが目立つようになってきたことから、リニューアルを決めた。
新サイトでは、文字の大きさを最適化し、各界への提言をはじめとする活動を年度ごとに分けて表示するなど、情報を見やすく整理した。
また、航空会社が加盟する組織であることを多くの人に知ってもらえるよう、トップページの写真にもこだわり、航空写真家の大村基嘉さんの作品を採用した。トップページには、加盟社の社名とロゴを並べ、各社のサイトを訪れやすい構成にしている。
業界団体のサイトは、多頻度で情報発信する企業のものと異なり、長らく抜本的な見直しがなされる機会が少ないことが多い。定航協の脇光次郎事務局長は、今回のリニューアルを契機に、「協会の活動を知ってもらうだけではなく、加盟航空会社への波及効果も期待したい」と狙いを語った。
関連リンク
定期航空協会
・定航協、航空券連帯税に反対 18年度税制改正要望「受益と負担が不明確」(17年10月23日)
・FDA、定航協に加盟 15年度旅客数100万人突破で(16年12月15日)
・スカイマーク、定航協に再加盟 11年ぶり、業界内の交流再開(16年9月16日)