エアバス, 機体 — 2017年10月19日 18:50 JST

A330neo、初飛行 型式証明18年中ごろ取得へ

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 エアバスは現地時間10月19日、A330型機の改良型A330neoのうち、A330-900neo(登録番号F-WTTN)が初飛行したと発表した。

初飛行するA330-900neo=17年10月19日 PHOTO: H. Gousse, Master Films/Airbus

 同機は仏トゥールーズのブラニャック空港を午前9時57分(日本時間午後4時57分)に離陸し、仏南西部を飛行する。

 A330neoは、A330-200と同サイズのA330-800neo(メーカー標準3クラス257席、最大406席)と、A330-300とサイズが同じA330-900neo(3クラス287席、最大440席)の2機種で構成。ともにA350の主翼技術を取り入れ、新エンジンと空力特性の改善で、1座席あたりの燃費を14%改善する。航続距離は400海里(740.8キロ)延び、A330-800は7500海里(1万3890キロ)、A330-900は6550海里(1万2130キロ)飛行できる。

 エンジンはロールス・ロイス社製新型エンジンのトレント7000を搭載する。

 飛行試験はA330-900neoで1100飛行時間、A330-800neoで300時間を予定する。EASA(欧州航空安全局)とFAA(米国連邦航空局)の型式証明の取得はA330-900neoが2018年中ごろ、A330-800neoは2019年を見込む。

 9月末現在、A330-800neoはハワイアン航空(HAL/HA)から6機受注。A330-900neoは206機受注している。

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