官公庁, 機体 — 2017年10月19日 09:40 JST

EASA、神戸製鋼製品の使用中止を勧告

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 EASA(欧州航空安全局)は現地時間10月17日、検査証明書のデータ改ざんが発覚した神戸製鋼所(5406)の製品について、安全が確認されるまで使用を中止するよう勧告した。

神戸製鋼製品の使用中止を勧告したEASA(EASAの資料から)

 神戸製鋼によると、検査証明書の改ざんが発覚した製品は、アルミ板やアルミ押出品、銅板条、銅管、アルミ鋳鍛造品。出荷期間が2016年9月1日から今年8月31日までのもので、アルミ製品が約1万9300トン、銅製品が約2200トン、アルミ鋳鍛造品が約1万9400個におよび、納入先は約200社あるという。現在も改ざんに関する調査が続いている。

 EASAは、神戸製鋼の製品が航空機や航空機部品などに使用されているかを、設計や製造段階でいつでも確認できるよう、サプライチェーンの徹底的な見直しが必要だと指摘。代替品を他社から購入できる場合は、安全性が確認できるまで、神戸製鋼製品の使用を中止することを、航空機やエンジン、プロペラの設計・製造者に対して推奨している。

関連リンク
EASA
神戸製鋼所

神戸製鋼、アルミ製品など検査データ改ざん MRJは影響なし(17年10月8日)

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post
キーワード: