エアライン, 空港 — 2017年10月17日 21:55 JST

JAL、11月に航空券予約を一時停止　旅客システム刷新、運航に影響なし

　日本航空（JAL/JL、9201）は、航空券の予約や購入、搭乗手続きに使う旅客サービスシステム（PSS）の刷新を11月16日に予定しており、サービスが一時的に停止する。当日の運航に影響はないという。

11月に旅客システム刷新でサービスを一時停止するJAL＝17年9月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　サービス停止期間は、15日午後7時から16日午前8時まで。JALのウェブサイトや予約センター、空港カウンター、旅行会社など、すべての窓口で航空券の予約や取り消し、購入などの手続きができない。また、国際線の予約変更と取り消し、払い戻しなどは、手続き方法により期間が異なる。

　このため、15日が購入期限の利用者には、早めに購入するよう呼びかけている。また、システム切り替え後の16日は、空港のカウンターが混雑すると予想しており、eチケットの控えや認証コードなど、搭乗に必要なものを用意して早めに空港へ来てほしいという。

　JALが旅客システムを刷新するのは、約40年ぶり。社内用システムをスペインのアマデウス社が提供する「アマデウスアルテア」に切り替え、JALが加盟する航空連合「ワンワールド・アライアンス」各社とのシステム連携を強化する。

　国内線と国際線のシステムプラットフォームを統合することで、双方の乗り継ぎ利便性の向上を図る。各国の運賃制度の変更などにも早く対応できるほか、固定費化しているシステム費用を、旅客数に連動した変動費とすることで、維持管理コストを削減する狙いがある。

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