ジェイエア、伊丹－青森、函館にE190就航　冬ダイヤから

　日本航空（JAL/JL、9201）グループで地方路線を担うジェイエア（JAR/XM）は、エンブラエル190（E190）型機を伊丹－青森線と函館線に、冬ダイヤ初日の10月29日から就航させる。

ジェイエアのE190＝16年7月 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

　E190はジェイエアの機材で初めて上級シート「クラスJ」を設定した機材で、2016年5月10日に就航。座席数は2クラス95席（クラスJ：15席、普通席：80席）で、シート素材は、JALの国内線新仕様機「JAL SKY NEXT（JALスカイネクスト）」と同等のものを採用した。

　両クラスとも黒の本革シートで、JALグループの国内線用機材では初めて、パソコンなどが充電できる電源コンセントを全席に完備（普通席は2席共用）。今年3月からはWi-Fi機器を利用した無料ビデオ番組サービスを開始した。一方、機内からインターネットへは接続できない。

　29日からE190を投入するのは、1日3往復の伊丹－青森線のうち朝と夕方の2往復と、1日1往復の伊丹－函館線。青森線で投入するのは、伊丹発が午前7時55分発JL2151便と午後4時10分発のJL2157便で、青森発は午前10時発のJL2152便と午後6時15分発のJL2158便がE190による運航になる。函館線は、伊丹を午前11時45分に出発するJL2123便と、函館午後1時55分発のJL2124便となる。

　青森線のうち、残り1往復は、今年度内に退役させるボンバルディアCRJ200型機（1クラス50席）を使用する。

　青森線と函館線のE190就航により、同機の就航路線は伊丹発着が9路線、羽田発着が1路線（南紀白浜線）の計10路線となる。

2路線のE190運航スケジュール
伊丹－青森線（1日3往復のうち2往復）
JL2151 伊丹（07:55）→青森（09:30）
JL2152 青森（10:00）→伊丹（11:40）
JL2157 伊丹（16:10）→青森（17:45）
JL2158 青森（18:15）→伊丹（19:55）

伊丹－函館線（1日1往復）
JL2123 伊丹（11:45）→函館（13:20）
JL2124 函館（13:55）→伊丹（15:40）

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