全日本空輸(ANA/NH)は9月27日、羽田空港の地上係員の中から「おもてなしNo.1」を決めるコンテスト「第1回Haneda’s Prideコンテスト」を開いた。27人の出場者の中から、国内線旅客サービス部1課の寒川綾乃さんが、グランプリに輝いた。
コンテストでは、羽田の地上係員の3つの行動様式である「気持ちのいい挨拶をします」「常に笑顔でアイコンタクトをします」「美しい所作で魅了します」を体現できる係員を決定。コンテストを通じて、羽田の係員全体の接遇スキル向上につなげていく。
他薦やオンライン審査を経て、国内線担当は約880人の中から選ばれた15人が、国際線担当は約870人から選出された12人が出場。車いす利用者などさまざまなタイプの乗客役に対し、接客スキルなどを競った。
グランプリに選ばれた寒川さんは、「車いすを利用される方が多いので、お客様に安心感を感じていただく対応をしました。これからも羽田の品質を上げて、お客様の心をつかんでいきたいです」と、涙をこらえながら喜びを表した。
また、準グランプリには国際線旅客サービス部4課の河北真貴さんと国内線旅客サービス部2課の田中侑衣さんが選ばれ、国際線旅客サービス部4課の齋藤綾乃さんが審査員特別賞を受賞した。
羽田の空港業務を担うANAエアポートサービスの浅井晶社長は、「改めて羽田の力を実感した。自分流のスタイルを出していくことが大事だと思った」と講評を述べた。
関連リンク
全日本空輸
・ANAの空港接客コンテスト、成田の高野さん優勝 第9回大会、車いすや高齢者対応重視(16年12月8日)