ボーイング, 機体 — 2017年9月27日 14:08 JST

ボーイング、個人飛行実現へコンテスト協賛 賞金総額2億円

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 ボーイングは現地時間9月26日、個人用飛行装置の国際コンテスト「GoFly」のメインスポンサーを務めると発表した。コンテストの賞金総額は200万ドル(約2億2470万円)で、今後2年間協賛する。

個人飛行実現に向け国際コンテスト「GoFly」に協賛するボーイング=17年6月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 GoFlyは、世界中の誰でも参加できるコンテスト。個人飛行の実現を目指し、出場チームは誰もがどこでも利用できる個人用飛行装置の開発に挑む。垂直または垂直に近い離着陸機能を備え、燃料補給や再充電なしに20マイル(約32キロ)を有人飛行できる安全で超小型、静粛性が高い個人用飛行装置が求められている。

 賞金は3段階に分けて授与。1次審査は技術仕様書による書類審査で10チームが選ばれ、2万ドルずつ贈られる。2次審査は修正版の仕様書と、これに基づいた試作機で4チームが選ばれて5万ドルずつ贈呈される。

 最終審査は2019年秋に開かれ、グランプリが決定。速度や静粛性、サイズといった項目を点数化し、総合で最高点を獲得したチームに100万ドルが贈られる。ボーイングのスタッフらで構成する航空機の専門家が審査する。

 グランプリ以外にも、最先端の航空技術の概念を打ち破る技術革新を達成したチームに10万ドル、騒音を最小限に抑える静粛性部門と、最小サイズの優勝チームには、25万ドルずつ贈られる。

 1次審査の応募締切は2018年4月4日、2次審査は同年12月8日が締切となる。

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