タリーズでくつろぐ写真、プロのフォトグラファーが撮影します──。スターフライヤー(SFJ/7G、9206)は9月17日、プロのフォトグラファーが東京・銀座のタリーズ店舗を訪れた人を無料で撮影するイベントを開いた。
北九州空港に本社を置くスターフライヤーは、2006年3月16日に1路線目の羽田-北九州線を開設。1990年代の規制緩和で誕生した「新規航空会社」と呼ばれる中堅4社では最後発だ。10周年を迎えた2016年の12月17日からは、客室乗務員と地上係員が、2代目となる現行の新制服を着用している。
現在は10機のA320で、国内線6路線(羽田-北九州、福岡、関西、山口宇部、中部-福岡、北九州-那覇)を運航。足もとが広い機内が特徴で、タリーズのコーヒーと森永製菓(2201)のチョコレート「カレ・ド・ショコラ」を無料提供するサービスを、就航当初から続けている。
今回のイベントもタリーズとのコラボレーションの一環。11日から17日まで銀座の店舗「タリーズコーヒープライムファイブ 東急プラザ銀座店」で、未公開カットを含む広告写真を展示する写真展を開いた。入口やテーブルなど、あらゆるところに写真を配し、カウンターの黒板には、スターフライヤーのA320がチョークアートが描かれた。
17日は1日限りの撮影会。フォトグラファーが来店者と会話を交わしながら、店内でポートレートを撮っていった。
スターフライヤーの担当者によると、写真を撮られることを恥ずかしがる人が多いのでは、と予想していたという。しかし、午前11時から1回目の撮影会が始まると、撮影を希望する人が予想以上に集まってしまい、スケジュール調整に奔走していた。17日は台風18号が日本列島に上陸したが、福岡のインスタグラマーたちも撮影会に参加していた。
スターフライヤーは、国内最大級の顧客満足度調査「2016年度版JCSI(日本版顧客満足度指数)調査」のうち、国内航空会社と新幹線で構成される「国内長距離交通」で第1位を8年連続で獲得。国土交通省航空局(JCAB)による「航空輸送サービスに係る情報公開」では、定時運航率が2015年度と2016年度の2年連続で1位となった。
一方で、首都圏での認知度向上が課題だ。今回のイベントも、首都圏で航空会社を利用する人に乗ってもらい、サービスや運航品質の高さを知ってもらうきっかけ作りの一環として開催した。
店舗で撮影した写真は、メールで来店者に送付。Facebookのプロフィール写真やInstagramなど、SNSで共有してもらう用途を想定しているという。
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スターフライヤー
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【お知らせ】
記事の構成を一部変更しました。(17年9月18日 18:48 JST)