エアバス, エアライン, 機体 — 2017年9月7日 16:25 JST

ANA、A321neo初号機受領 9月中旬から国内線

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 全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)は現地時間9月5日、独ハンブルクでエアバスからA321neoの初号機(登録番号JA131A)を受領した。日本には同月8日に到着し、中旬から国内線に投入する。

*初便の記事はこちら
*羽田到着の記事はこちら

ANAのA321neo初号機=17年8月 PHOTO: Bengt Lange/Airbus

 ANAは2種類あるエンジンのうち、米プラット・アンド・ホイットニー製PW1100G-JMを選定。このほかに、CFMインターナショナル製LEAP-1Aが選択できる。エアバスがPW1100Gを搭載したA321neoを引き渡すのは初めて。

 座席数は2クラス194席で、プレミアムクラス8席と普通席186席。1列あたりの座席配列は、プレミアムクラスが2席-2席、普通席が3席-3席となっている。

 初号機はハンブルクを出発し、ロシアのノボシビルスクを経由し、8日に日本に到着する見込み。商業運航の開始は、12日の羽田発熊本行きを予定している。

 ANAHDはA321neoを22機発注。すべて国内線仕様で、2023年度までに受領する。

 ANAはA321neoを運航する5番目の航空会社となる。初号機(N921VA)はヴァージン・アメリカ(VRD/VX)が今年4月に受領し、以降、アイスランドのLCCWOWエア(WOW/WW)、スウェーデンのチャーター航空会社ノブエア(NVR/N9)、スリランカ航空(ALK/UL)の計4社がリースで導入している。4社のA321neoには、LEAP-1Aを搭載している。

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全日本空輸
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