シンガポール航空(SIA/SQ)傘下のLCCスクート(TGW/TR)は、冬ダイヤ期間中にシンガポール-札幌線を季節増便する。週2往復の増便で、増便分は直行便で運航し、機材を大型化する。現在の台北経由と比較し、所要時間をおよそ3時間短縮する。
現地時間11月3日(金曜)と、12月3日(日曜)から週1往復ずつ増便し、2018年2月11日まで設定する。増便分にはボーイング787-9型機(375席:スクートビズ〈プレミアムエコノミー〉35席、エコノミー340席)を投入する。増便後は最大で週5往復を運航する。
札幌行きTR890便はシンガポールを午前5時45分に出発し、午後2時10分に到着する。シンガポール行きTR891便は札幌を午後3時40分に出発し、午後11時10分に到着する。日曜のシンガポール発のみ25分遅発する。
スクートは2016年10月1日、シンガポール-札幌線を台北(桃園)経由で開設。札幌とシンガポールを結ぶ初めての通年運航の定期便で、週3往復を運航している。台北経由便は787-8(335席:スクートビズ21席、エコノミー314席)を投入している。
スクートのキャンベル・ウィルソンCEO(最高経営責任者、当時)は、シンガポール-札幌線を検討していた2016年2月、親会社のシンガポール航空との関係から、同路線を経由便で運航する意向を示していた。
シンガポール航空は2011年から、冬季にシンガポール-札幌線を運航している。2017年も運航する見込み。
増便分の運航スケジュール
TR890 シンガポール(05:45)→札幌(14:10)運航日:金(11月3日から)、日(12月3日から)
TR891 札幌(15:40)→シンガポール(23:10)運航日:金(11月3日から)、日(12月3日から)
*TR890便は日発のみ25分遅発
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