国土交通省航空局(JCAB)は、11月に開催する空港技術報告会について、8月28日から議題の募集を開始した。今回のテーマは「空港における技術の現状と今後」で、9月22日まで募集する。
今回の報告会は、先端技術の導入による空港の整備や運用、維持管理の効率化・省人化をテーマに、11月29日と30日の両日、国交省内で開催する。
募集する議題は、整備や新技術に関する「テーマ議題」と、空港に関係する技術開発、計画、工事、研究成果報告などの「一般議題」で、発表議題件名と概要、発表者を記載し、メールで応募する。選考結果は9月29日までに通知する。
内部選考を通過した発表者は、報告会で配布する論文と当日に発表する資料をパワーポイントで作成し、11月初旬までにデータで送付する。
発表会当日に参加し、発表できることが応募条件。現地までの交通費は参加者が負担する。
同報告会は空港技術の確立を目指し、空港の土木や建築、機械分野で、成果や構想を発表するもので、2000年にスタート。今回で18回目を迎える。
近年は航空旅客需要が伸び、空港の機能強化が進んでいる。一方で、旅客増に向けた空港整備や維持管理などで人手不足も懸念されている。空港インフラの老朽化対策などの課題も抱え、空港技術の分野で生産性向上が期待されている。
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国土交通省
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