ボーイングは現地時間8月25日、日系リース会社のジャパンインベストメントアドバイザー(JIA、7172)が、737 MAX 8を10機確定発注と発表した。パリ航空ショー期間中の6月20日に締結した覚書(MoU)に基づくもので、カタログ価格で総額11億2000万米ドル(約1225億円)。JIAが航空機メーカーから直接購入するのは初めて。
JIAは2006年9月設立。航空機のオペレーティング・リースや環境エネルギー事業などを手掛ける。航空機リース事業には2011年に参入し、子会社のJPリースプロダクツ&サービシイズ(JLPS)を通して、737や777など約60機のリース事業を展開している。
白岩直人社長は6月にAviation Wireがパリで取材した際、737 MAX 8を選定した理由について、「信頼性が高く、リースで重要となる投資家や金融機関のリスクが少ない。ボーイングと一緒にマーケットを開拓していく」と語っている。
737 MAXは737の発展型で、新型エンジンを採用。標準型は2016年1月29日に初飛行した737 MAX 8(1クラス189席)。737 MAX 8をLCC向けに座席数を増やした737 MAX 200(同200席)、もっとも胴体が短い機体で737-700の後継となる737 MAX 7(同172席)、胴体が長い737-900ERの後継機737 MAX 9(同220席)があり、パリ航空ショーでは、さらに胴体を伸ばした737 MAX 10(同230席)がローンチした。
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