スイス インターナショナルエアラインズ(SWR/LX)は現地時間8月8日から、チューリッヒ-ロンドン・シティ線に、ボンバルディアCS100型機を投入している。カナダ運輸省とEASA(欧州航空安全局)からスティープ・アプローチ(急角度進入)の認証を取得したことによるもので、これまで投入していたアブロRJ100型機での運航は、8月14日が最終となる。
8日のチューリッヒ発ロンドン・シティ行きLX466便から、CS100での運航を開始し、初便には初号機(登録番号HB-JBA)を投入した。シティ空港はロンドン都心部に位置し、1508メートルの滑走路(RWY09/27)が1本。スティープ・アプローチや滑走路長など、運用にさまざまな制約があり、これまではRJ機やターボプロップ機の運航に限られていた。
CS100を製造するボンバルディアは3月、CS100に対する同空港でのスティープ・アプローチの認証取得に向け試験飛行を実施。2日間で計8回の離着陸試験に成功した。4月26日には、カナダ運輸省とEASAから認証を取得した。
チューリッヒ-ロンドン・シティ線は現在、CS100とRJ100で運航している。RJ100での運航は、8月14日のLX464/465便が最終となる。
関連リンク
CSeries(Bombardier)
スイス インターナショナル エアラインズ
London City Airport
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