日本航空123便墜落事故で乗客乗員520人が亡くなり、32年が経った8月12日夜、墜落現場となった群馬県多野郡上野村の追悼施設「慰霊の園」で、32周年追悼慰霊式が開かれた。遺族や上野村村民、群馬県など地元自治体や国土交通省航空局(JCAB)、植木義晴社長ら日本航空(JAL/JL、9201)の関係者が参列し、犠牲者の冥福を祈った。
関係者が献花した後、慰霊の園には犠牲者の数と同じ520本のろうそくに、火がともされた。羽田発伊丹行きJL123便(ボーイング747SR-100型機、登録番号JA8119)が墜落した午後6時56分を迎えると、参列者が黙祷(もくとう)をささげた。
慰霊の園は村民有志が土地を提供し、村やJALによる公益財団法人・慰霊の園が1986年8月1日に開設した慰霊施設。持ち主がわからない遺品や事故記録などが展示されている展示棟は、1987年に完成した。
追悼慰霊式で慰霊の園理事長の黒澤八郎・上野村村長は、30年以上が過ぎた今、事故の風化を防ぎ、次の世代につなぐことを誓った。
JALの安全統括管理者で、運航本部長を務めるパイロット出身の進俊則専務は
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