デルタ航空(DAL/DL)は、成田-グアム線など日本発着の短距離リゾート路線について、11月中旬から機材を更新する。現在使用しているボーイング757-200型機(169席)を順次改修し、座席供給量を増やすとともに、全席が個人用モニターや電源を備えるようになる。
757の新仕様機を投入するのは、成田-グアム線のほか、サイパン線とパラオ線の成田発着3路線。新仕様の757は足もとが広く、リクライニング角度が深いシート「デルタ・コンフォートプラス」を20席増やし、全席に個人用モニターや電源コンセント、充電用USB端子を装備する。
改修後の座席数は3クラス193席となり、ビジネスクラスが20席、デルタ・コンフォートプラスが41席、エコノミークラスが132席となる。新仕様機はサイパン線が11月17日から、グアム線とパラオ線は翌18日から導入を予定している。
また、従来から提供しているWi-Fi機器による機内インターネット接続サービスに加え、機内エンターテインメントシステム「デルタ・スタジオ」のコンテンツを、個人用モニターで楽しめるようになる。デルタスタジオでは、映画やテレビ番組、音楽、ゲームなどが楽しめる。常時300タイトル以上搭載される映画のうち、日本語で見られる映画は、洋画の吹き替え版と日本映画約30本を含め、全部で100タイトルほど用意する。
子供向けには、アニメなど子供向け番組を集めた「スカイキッズ」チャンネルを用意。絵本の貸し出しやおもちゃの提供など、ミクロネシア路線独自の子供向けサービスを継続する。
デルタは米国本土路線のほか、ハワイのホノルルや、グアム、サインパン、パラオといったリゾート路線も日本から運航。このうちサイパンとパラオは、日本と両島を結ぶ唯一の定期直行便となっている。
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デルタ航空
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