全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)が8月2日に発表した2017年4-6月期(第1四半期)通期の連結決算は、純利益が前年同期比7.7倍の510億6900万円だった。ピーチ・アビエーション(APJ/MM)を4月に連結子会社化したことにより、特別利益355億6100万円を計上したことによるもの。2018年3月期の通期見通しは、前回予想を据え置いた。
売上高は11.7%増の4517億1900万円、営業利益は80.0%増の254億3800万円、経常利益は2.3倍の247億7600万円で増収増益。営業益と経常益は、過去最高を更新した。売上高は前年同期を472億円上回ったうち、ピーチの子会社化による上乗せは119億円だった。
営業費用は9.2%増の4262億円。営業利益率は5.6%(2.1ポイント上昇)となった。航空事業の営業費用のうち、燃油費・燃料税は8.8%増の727億円、人件費は8.0%増の487億円だった。
—記事の概要—
・国際線
・国内線
・LCC
・為替と燃油
・18年3月期見通しは据え置き
*JALの4-6月期決算はこちら。
国際線
国際線の旅客収入は13.1%増の1394億円。旅客数は5.4%増の224万6000人、座席供給量を示すASK(有効座席キロ)は7.8%増の157億5900万席キロ、有償旅客を運んだ距離を示すRPK(有償旅客キロ)は8.9%増の116億800万人キロ、ロードファクター(座席利用率、L/F)は0.7ポイント上昇し73.7%、旅客単価は7.3%増の6万2073円となった。
日本発の欧州路線でビジネスクラス需要が
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