空港 — 2017年7月26日 21:18 JST

NAA夏目社長「再発防止と信頼回復に全力」 役員起訴で

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 成田空港を運営する成田国際空港会社(NAA)の元上席執行役員、栗田好幸容疑者が7月26日に起訴されたことを受け、NAAの夏目誠社長は「二度とこのような不祥事が起きることのないよう、法令を遵守し、服務規律の徹底と指導監督の強化を行い、再発防止と信頼回復に全力を傾注していく」との声明を出した。

不祥事の再発防止を目指す成田空港=16年11月 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 栗田容疑者は、2008年から9年間にわたり保安警備部門の責任者だったが、NAAの物品納入業務をめぐり、業者に便宜を図った見返りに賄賂を受け取った疑いで、5日に警視庁に逮捕された。

 NAAは、19日に夏目社長を委員長とする「随意契約に係る不正行為再発防止委員会」の初会合を開いた。9月までに委員会が数回開かれ、9月末に中間取りまとめを公表する予定。再発防止に向け、随意契約に関する制度や部室長の権限・権限者への牽制、人事、内部通報制度、コンプライアンス意識、倫理観などについて改善策を検討し、策定していく。

 最終の取りまとめ時期などについては、9月末に明確化するとしている。

関連リンク
成田国際空港

成田空港、役員逮捕で再発防止委 夏目社長「スピード感持って議論」(17年7月19日)
警視庁、成田空港元役員を逮捕 保安警備担当、収賄容疑で(17年7月6日)

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post
キーワード: