エアバス・ヘリコプターズ・ジャパンは、警視庁と大型双発ヘリコプター「H215」の受注契約をこのほど締結した。2020年初頭に引き渡され、日本で初めてH215を運用する警察航空隊になる。
H215は、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックに向けて導入。人員や要人輸送、物資輸送、広域応援などを担う。主な活動範囲は伊豆諸島を含む東京都全域で、現在配備されている小型双発ヘリのH135と中型双発ヘリH155に加わり、パトロールや人命救助などの任務にも就く。
警視庁航空隊は14機のヘリを運用。日本の警察航空隊では最大規模を誇る。H215は「スーパーピューマ」の愛称を持つ大型ヘリで、エアバス・ヘリコプターズの前身となった仏アエロスパシアルが開発した。
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Airbus Helicopters
エアバス・ヘリコプターズ・ジャパン
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