宮崎空港を拠点とするソラシドエア(SNJ/6J)は6月22日開催の株主総会後、新役員体制を発足させた。筆頭株主である日本政策投資銀行(DBJ)の常務だった髙橋宏輔氏が新社長に就任。国際線定期便への進出を目指す2017-20年度の中期経営計画とともに、新体制に移行した。
髙橋新社長は、1961年7月21日宮崎県生まれ。東京大学法学部を卒業後、日本開発銀行(現日本政策投資銀行)に1984年4月入行。DBJでは金融法人部長や秘書室長、都市開発部長、常勤監査役を経て、2015年2月に常務執行役員に就任した。
髙橋洋前社長とともに退任した上田幸彦田前副社長の後任には、全日本空輸(ANA/NH)出身で4月1日付でソラシドの顧問に就任した峯尾隆史氏が就任。ANAを傘下に持つANAホールディングス(9202)は、ソラシドに17.03%出資(宮崎交通と同率2位)している。
このほか、西尾敏執行役員と添田重行総務部長が取締役に昇進。非常勤の社外取締役として、玉川惠丸屋本社取締役と柿花祥太ANA企画室企画部副部長が就いた。また、増田秀隆取締役が常務取締役に昇格した。
新任の社外常勤監査役には、日髙雄一郎宮交ホールディングス財務部長が就任した。
中期計画では、2019年度中に国際線の定期便化を目指す。機材も期間中に2機増機し、2018年度を目途に国内線の新路線を開設する。
6月22日に新任および退任、昇格した役員は下記の通り(新職・現職・氏名の順で、氏名は敬称略)。
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