アシアナ航空(AAR/OZ)は、エアバスA350-900型機をソウル(仁川)-関西線に6月15日から投入する。
当初は5月15日に関西空港へ就航予定だったが、機材繰りにより6月に変更。ソウル-関西線とマニラ線に投入予定だったが、5月15日にマニラ線と香港線で運航を始めた。
アシアナのA350-900は3クラス331席で、ビジネス28席、プレミアムエコノミー36席、エコノミー247席。関西線に投入しているA330-300(2クラス290席:ビジネス30席、エコノミー260席)から大型化し、提供座席数を41席(14.1%)増やす。
エアバスは現地時間4月24日、アシアナに同社向け初号機となるA350-900(登録番号HL8078)を引き渡したと発表。12社目のA350運航会社となった。
A350 XWBは標準型のA350-900と長胴型のA350-1000、短胴型のA350-800の3機種で構成。アシアナは30機発注している。内訳はA350-900が12機、A350-1000が10機で、A350-800も8機発注しているが、エアバスは計画を見直し、開発しない方針を示している(関連記事)。
エアバスの5月末現在の受注実績によると、A350は851機受注。このうち、A350-900が632機で7割以上を占め、A350-1000が211機、A350-800はアシアナの8機のみ。これまでに86機のA350-900が引き渡されている。エアバスでは、A350-1000の航空会社への引き渡しを年内に始める見込み。
関連リンク
ASIANA A350
Airbus
エアバス・ジャパン
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