川崎重工業(7012)は6月7日、ボンバルディアの小型旅客機「Cシリーズ」に搭載するエンジン「PurePower PW1500G」の量産用パーツを初出荷したと発表した。燃焼器を明石工場(兵庫)から出荷し、量産を本格化させる。
川崎重工は、米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)が製造するGTF(ギヤード・ターボファン)エンジン「PurePower」シリーズのうち、Cシリーズ向けPW1500Gと、エンブラエルE2シリーズに搭載するPW1900Gの開発・生産プログラムに「リスク&レベニューシェアリングパートナー(RRSP)」方式で参画している。
PurePowerシリーズは、既存のエンジンと比べて燃費を16%、騒音を50%、排気を大幅に改善。川崎重工はP&Wとともに、燃焼器とファンドライブギアシステムの開発・生産を担当する。
RRSP方式とはエンジンや補用部品の販売や修理事業など、すべての事業収入を参画シェアに応じて配分を受ける方式。開発や量産、販売費用とリスクは参画シェアに応じて負担する。
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川崎重工業
Pratt & Whitney
P&WとのRRSP方式
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Cシリーズ
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