日本航空(JAL/JL、9201)は、6月1日付でデジタルイノベーション推進部を新設し、役員体制を一部変更した。

パイロット向けトレーニングツールにマイクロソフトのホロレンズを採用するなど新技術導入を試みるJAL=16年4月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
路線統括本部旅客システム推進部担当の西畑智博氏の担当業務に、デジタルイノベーション推進部副担当を追加。新たにデジタルイノベーション推進部担当の執行役員として、齋藤ウィリアム浩幸氏が非常勤で就任した。
齋藤氏は1970年3月23日生まれの日系二世で、1987年にUCR/UCLA(カリフォルニア大学リバーサイド校/ロサンゼルス校)医学部に入学し、在学中にI/O Softwareを起業。BAPI(生体認証システム技術)を開発し、マイクロソフトなど160社以上とライセンス契約を結んだ。
2004年には、I/O社をマイクロソフトへ売却。2005年に拠点を東京に移し、現在は2007年に設立したインテカーの社長(07年7月から)、内閣府参与(13年12月から)、パロアルトネットワークス副会長(15年5月から)、経済産業省参与(16年10月から)を務めており、紺綬褒章を2016年10月に受章している。
6月1日付の執行役員体制は下記の通り(役職、担当業務、氏名の順で敬称略)。