ボンバルディアは、小型旅客機「Cシリーズ」のうちCS300(登録番号YL-CSD)を現地時間6月1日、ラトビアのエア・バルティック(BTI/BT)に引き渡した。6月19日からのパリ航空ショーにも出展する。

エア・バルティックのCS300(ボンバルディア提供)
引き渡したCS300は、エア・バルティック向け4号機で、145席を設定。同社はCS300を20機確定発注済みで、今後、ボーイング737型機からの機材更新を進める。
エア・バルティックは現在、DHC-8-Q400(76席)を12機、737-500(120席)を5機、737-300(142席、144席、146席)を6機保有している。CS300の初号機(YL-CSA)は2016年11月に受領。2号機(YL-CSB)はことし1月、3号機(YL-CSC)は4月に、拠点となるリガ空港にそれぞれ到着した。
ボンバルディアは5月26日、スイス インターナショナルエアラインズ(SWR/LX)向け初号機となるCS300(HB-JCA)を引き渡している。
パリ航空ショーは2年に一度開催される世界最大の航空宇宙ショーで、1909年にスタート。52回目となる今回は、6月19日から25日までパリ郊外のル・ブルジェ空港で開かれる。
関連リンク
CS300 [1](airBaltic)
Commercial Aircraft [2](Bombardier)
International Paris Air Show [3]
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