日本人に人気の高いハワイから、羽田など日本の3都市4空港へ乗り入れるハワイアン航空(HAL/HA)。2016年冬ダイヤからは、ホノルルから羽田へ週11往復のほか、ハワイ島・コナからも週3往復運航している。

新デザインを施したA330の模型を手にするハワイアン航空のダンカリー社長兼CEO=17年6月1日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
日本航空(JAL/JL、9201)は9月、成田-コナ線を7年ぶりに復活させ、全日本空輸(ANA/NH)は2019年春から成田-ホノルル線にエアバスA380型機を投入し、大量輸送を計画するなど、ハワイ路線の競争激化が予想される。
これら競合となる航空2社への対応策や、A330-800neo導入の進捗、改称が話題となったダニエル・K・イノウエ(ホノルル)国際空港の現状など、日本の営業チームのねぎらいを兼ねて来日したマーク・ダンカリー社長兼CEO(最高経営責任者)に話しを伺った。
—記事の概要—
・コナ週3往復が適正
・札幌にもA330新仕様機
・A330-800neo進捗
・JAL/ANA対抗策
・改善遅れるイノウエ国際空港
コナ週3往復が適正

羽田を出発するハワイアン航空のコナ行き初便=16年12月21日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
──2016年12月に開設したコナ-羽田線、状況は。
ダンカリー社長:日本から直接、コナに飛ぶことができる路線ができたことで、利用者からの評判も良い。私たちもエキサイトして取り組んでいる。小規模な市場で、1日平均で