全日本空輸(ANA、9202)は11月26日、同社のボーイング787型機が24日夜に広島空港でコンピューターシステムの故障により欠航となったトラブルについて、他の787の運航には影響は出ていないと当紙の取材に対し回答した。
ANAによると、広島発羽田行きNH688便の787が滑走路へ走行中、コックピットの計器にコンピューターシステムで異常が発生したことを示すメッセージが午後8時45分ごろ点灯。広島空港で修理を試みたが正常な状態に戻らず、午後10時15分に欠航を決定した。同機には座席を使用しない幼児(インファント)2人を含む乗客223人が乗っていた。
トラブルが発生した機体は25日に羽田まで回送し、整備を実施。ANAによると、基幹コンピューターとその他のコンピューターをつなぐ部品を交換したという。ANAは現時点で16機の787を受領しているが、他の787への影響は出ていないとしている。
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