鹿児島空港を拠点とする日本エアコミューター(JAC/JC)は、2019年度に機材数を現在の18機から9機に半減し、路線の一部を同じJALグループで伊丹が拠点のジェイエア(JAR/XM)に移管する。移管による機材の大型化で、グループ全体の路線規模は維持する。
JACの機材は、ボンバルディアDHC-8-Q400型機(1クラス74席)が8機、サーブ340B型機(同36席)が9機、4月26日に就航したATR42-600型機(同48席)が1機の計18機。ATR42は2019年までに全9機を受領し、Q400と340Bは退役させて機材統一を図る。
路線については、現在Q400で運航している路線を中心に、ジェイエアへ一部移管。5月から福岡-松山線、8月から福岡-奄美大島線と鹿児島-奄美大島線を移管することで、ジェット化する。プロペラ機のQ400から、ジェイエアのリージョナルジェット機エンブラエル170(E170)に機材を大型化することで、座席数は1クラス76席になる。10月29日開始の冬ダイヤでも、路線移管を進める。
一方、喜界島のようにジェット機が就航できない空港は、JACが運航。ATR42に機材統一することで、離島路線を中心とした路線網に再編する。
また、ATR42は天草エアライン(AHX/MZ)が日本で初導入したが、同社の機材は1機のみ。今後は整備時の欠航を防ぐため、JACと天草エアは協力体制を強化する。
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