ホノルル国際空港はこのほど、ダニエル・K・イノウエ(Daniel K. Inouye)国際空港に名称を変更した。ハワイで生まれたダニエル・K・イノウエ元上院議員の功績を讃えて命名した。
ホノルル国際空港を示すIATA(国際航空運送協会)コード「HNL」と、ICAO(国際民間航空機関)コード「PHNL」は変更しない。
同空港は1927年、ジョン・ロジャース空港として開港。1947年にはホノルル空港に、1951年にはホノルル国際空港にそれぞれ変更した。
イノウエ元上院議員は、1924年ホノルル生まれ。ハワイ大とジョージ・ワシントン大で学び、第二次世界大戦では米陸軍に入隊した。1959年、ハワイ州選出の会員議員に当選。1962年には米上院議員に選出され、新たな航空交通管制施設の建設や、滑走路と誘導路を改善するなど、空港の発展に寄与した。2012年死去。
現地メディアによると、4月27日に空港の名称を変更した。また、同空港を拠点とするハワイアン航空(HAL/HA)では、プレスリリースなどで空港名を今後どのように表記していくかについて、現地時間2日午後(日本時間3日午前)の時点で検討中だという。
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Daniel K. Inouye International Airport
Daniel K. Inouye(U.S. Senate)
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