エアライン, ボーイング, 機体, 空港 — 2017年4月30日 20:10 JST

JTA、737にプロジェクションマッピング　「オープラス」アフターパーティー

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　沖縄県内外や海外で活躍するミュージシャンやアーティスト、スポーツ選手、起業家などのパフォーマンスやプレゼンテーションを、ビーチや空港などで楽しむ招待制イベント「オープラス（O＋）」が、4月29日に県内で開かれた。

那覇空港内で開かれたオープラスでJTAの737-800を使って行われたプロジェクションマッピング＝17年4月29日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

CAもDJとして参加

　オープラスは沖縄出身者を中心とする出演者から、多様な生き方やアイデアを参加者に知ってもらい、出演者や参加者のつながりを作り、沖縄の発信力を高めていくことが狙いの一つ。女子高生起業家の仲田洋子さんらが企画し、日本トランスオーシャン航空（JTA/NU）や琉球銀行（8399）など県内企業が支援した。

那覇空港内で開かれたオープラスでJTAの737-800を使って行われたプロジェクションマッピング＝17年4月29日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　イベント名は「沖縄」「驚き」「おもしろさ」「おもてなし」と、アルファベットの「オー（O）」から始まる単語と、「オー」をプラス方向に向かわせ、イベントが沖縄と県外や海外をつなぐきっかけになって欲しいという願いを込め、「オープラス」と名付けた。

　第1回目となる今回のイベントは、午前8時30分からスタート。那覇から宮古島へJTAのチャーター便NU3921便（ボーイング737-800型機、登録番号JA01RK）で向かい、前浜ビーチでトークセッションやバーベキューが開かれた。その後は折り返しのNU3926便で那覇へ戻り、空港内でアフターパーティーが開かれ、オープラスのロゴが機体後方に描かれた737の機体を使ったプロジェクションマッピングなどが行われた。

　チャーター便には、抽選で選ばれた50人と招待客50人をはじめ、約150人が搭乗。宮古と那覇では、各イベントごとに現地の招待客も加わった。

　パーティーのオープニングで上映されたプロジェクションマッピングは、JTAの客室乗務員の知念吉香さんによる、機内アナウンスをイメージした語りでスタート。色鮮やかな模様が次々と機体に映し出された。

　会場内では、DJが曲をエンドレスで流し続け、飛行機が置かれたクラブのような雰囲気だった。プロのDJに混じり、JTAの客室乗務員の石田梢さんもDJとして参加し、自身が好きなハウスミュージックを流して、イベントを盛り上げた。

沖縄コンテンツ「発信力を」

　JTAは7月1日で、創立50周年を迎える。イベントには、チャーター便の提供やイベント運営などにボランティアで参加。丸川潔社長は、「今日1日楽しかったね、で終わっては意味がない。ここから何が始まるかが大切で、楽しみだ」と話した。

那覇空港の会場でBEGINの島袋優さん（右）と三線奏者の渡口玲奈さん（中）の演奏に合わせて絵を描く現代画家の大城英天さん＝17年4月29日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　オープラスの今後について、「いつまでもJTAの掌（たなごころ）の上では意味がない。沖縄には良いコンテンツやパフォーマンス、アートがたくさんあるが、まだまだ発信力が足りない。沖縄のネットワークとして発信力を持てば、県外や海外へ発信していけるのではないか」と期待を寄せた。

　近年沖縄には、アジアを中心に多くの国から訪日客が訪れている。「爆買いなど、最初に始まる団体旅行のムーブメントは一段落した。個人旅行が増えており、アジアや欧米の旅行者がコンテンツを探す際、網にひっかかるものをどれだけ持っているかが大切だ」と語った。

　アナウンスを担当した知念さんは、客室乗員部のキャビンリーダー。乗務のほかに客室乗務員のアナウンス講習などを担当している。知念さんは「客室乗務員は、ほかの社員と比べてタッチポイントが多いので、こうした取り組みを後押ししたい」と、沖縄を盛り上げていく意気込みを話した。

＊写真は46枚

那覇空港の会場への通路にはライティングが施されていた＝17年4月29日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

那覇空港の会場に用意された軽食類＝17年4月29日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

宮古からのチャーター機（左）を出迎えて会場へ戻るJTAの客室乗務員＝17年4月29日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

宮古からのチャーター機（左）と駐機場に並ぶJTAの737-400＝17年4月29日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

宮古からのチャーター機（左）から降機するJTAの客室乗務員＝17年4月29日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

トーイングカーに牽引されて会場入りするチャーター便に使われたJTAの737-800初号機＝17年4月29日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

トーイングカーに牽引されて会場入りするチャーター便に使われたJTAの737-800初号機＝17年4月29日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

トーイングカーに牽引されて会場入りするチャーター便に使われたJTAの737-800初号機＝17年4月29日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

737-800初号機を牽引するトーイングカーの助手席に座り会場入りするJTAの丸川社長＝17年4月29日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

会場に到着するJTAの737-800初号機＝17年4月29日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

会場に到着したJTAの737-800初号機＝17年4月29日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

機体後方にオープラスのロゴがデカールで描かれたJTAの737-800初号機＝17年4月29日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

JTAの737-800にデカールで描かれたオープラスのロゴ＝17年4月29日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

JTAの737-800にデカールで描かれたオープラスのロゴ＝17年4月29日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

奄美大島と徳之島、沖縄島北部、西表島の世界自然遺産登録を後押しする活動の一環でJTAの737-800初号機のウイングレットに描かれたヤンバルクイナ＝17年4月29日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

参加者に飲み物を提供しながら会話するJTAの客室乗務員＝17年4月29日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire