北海道札幌市に本社を置くエア・ドゥ(ADO/HD)は、就航20周年を迎える2018年を目途に、客室乗務員の制服リニューアルを実施する方向で検討に入ったことが、Aviation Wireの取材でわかった。北海道色を打ち出すことで、大手をはじめ他社との差別化を図る。
エア・ドゥは1996年11月14日、「北海道国際航空」として札幌市内に設立。国の規制緩和に伴う「新規航空会社」として誕生した1社で、1998年12月20日に羽田-札幌線を1日3往復で運航を始めた。当時の機材はボーイング767-300ER型機(登録番号JA98AD、1クラス286席)だった。
現在の社名「AIR DO」には、2012年10月1日に変更。愛称と社名を統一した。路線数は12路線で、羽田発着が札幌と旭川、女満別、釧路、帯広、函館の6路線、札幌発着が仙台と中部(セントレア)、神戸、岡山、広島の5路線、函館-中部線となっている。
客室乗務員の制服は、現行が3代目。初代制服はサロペットとスニーカーで、1998年12月20日の運航開始から1999年12月19日までのわずか1年間だった。2代目は1999年12月20日に導入し、2009年3月31日まで着用した。3代目は就航10周年を契機に、2009年4月1日から着用を始めた。
エア・ドゥでは会社設立20周年を迎えた2016年11月14日、この日限定で客室乗務員が初代制服を着用し、特別塗装機「ベア・ドゥ北海道JET」(ボーイング767-300型機、登録番号JA602A)に乗務した。
同社は2016年6月から、企業理念「北海道の翼」を機体前方に記すようになった。北海道らしさが感じられるものを軸に、新制服の検討を進める。
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