日本航空(JAL/JL、9201)と野村総合研究所(NRI、4307)は4月10日、マイレージ会員向け国内線特典航空券「どこかにマイル」を、伊丹発着路線にも拡大すると発表した。17日から受付を開始する。伊丹路線が加わることで、対象路線数は57路線に拡大する。
JALとNRIは2016年12月、JALのマイレージプログラム「JALマイレージバンク」(JMB)の国内会員向けに「どこかにマイル」を開始。往復6000マイルで「思いがけない地域」への旅行を提供するサービスで、利用日と時間帯、人数を入力すると、4カ所の行き先候補を提示する。NRIが開発したプロセスでJALが最終目的地を決定し、申し込みから3日以内に会員に通知する。
伊丹路線の路線は、17日午前11時から受け付ける。これまでは羽田発着のみで利用でき、34路線を対象に提供していた。
JALの国内線特典航空券は、距離によりAからCまでの区間に分類している。伊丹発着での通常時の必要往復マイル数は、福岡や松本、出雲などA区間は1万2000マイル、札幌や新潟、奄美大島などB区間は1万5000マイル、C区間は石垣のみで2万マイルとなっている。
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