エアバスは現地時間4月4日、客室アップグレード向けの新サービス「エアバス・インテリア・サービス(AIS)」を立ち上げた。
AISは拠点をエアバスの本社がある仏トゥールーズに置き、以前の「エアバス・コーポレート・ジェット・センター(ACJC)」の経験に基づいて設計。機体メーカーが手掛けることによる競争力や信頼性を基に、航空会社の客室改修を支援する。
客室の装備品は、機体メーカー規格品のラバトリー(化粧室)など、エアバスによる装備品「SFE」と、大型機のギャレー(厨房設備)やビジネスクラスのシートなど、航空会社が発注する装備品「BFE」の2種類があり、AISはどちらにも対応。AISが各航空会社のニーズに合わせて設計するほか、特別な要望にも応じ、これまでにない革新的な製品も提案していく。
独ハンブルクでは、4日から6日まで航空機の内装品関連に特化した展示会「エアクラフト・インテリアズ・エキスポ2017」が開催中。エアバスは4月に入り、ハンブルクにある客室製品ショールーム「カスタマー・デフィニション・センター(CDC)」の拡張や、総2階建ての超大型機A380型機の新客室オプションを発表している。
・エアバス、A380に新客室オプション 階段変更で座席増(17年4月5日)
・エアバス、ハンブルクの客室ショールーム拡張(17年4月5日)