全日本空輸(ANA、9202)は羽田空港国内線第2ターミナルの手荷物検査後の制限エリア内などで、11月17日公開予定のアニメ映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』とのタイアップ企画「ANA × EVANGELION」の第2弾を10月から行っている。ANAによると、5月から7月までのタイアップ第1弾では、3カ月間で乗客や物販の増加など約1億円の増収効果がグループ全体であったという。
15日に行われた報道関係者向け説明会では、空港内で楽しめるスマートフォン用アプリや大型フィギュアなどが紹介された。
カメラ付きスマートフォンやタブレット端末でアプリケーション「ANAエヴァAR」を起動し、制限エリア内の出発ロビー2カ所に設置されたポスターの画像にカメラをかざすとAR体験(拡張現実体験)が始まる。第1弾のアプリからARコンテンツを拡充し、3種類体験できるようにした。アプリでは空港の風景などと一緒に写真撮影が行える。
第1弾のアプリでは、カメラを窓の外に向け、画面の指示に従ってアプリを操作すると実物大のエヴァンゲリオン初号機が画面内に登場したが、今回は2号機も追加。アプリは位置情報により羽田空港にいることを確認するため、スマートフォンの設定を位置情報が利用できる状態にする必要がある。今回は伊丹空港の出発側制限区域内でも行う。
また、ANAが就航する全国53空港の展望デッキなどでアプリを操作すると、滑走路上空にANAの機体とともに空を飛ぶANAカラーの初号機が現れるARコンテンツも、3種類のひとつとして用意した。
ANAカラーの特別塗装が施された全高約2メートルのエヴァンゲリオン初号機のフィギュアは、第2ターミナル2階南側の出発ロビー45番カウンター前に展示している。
ARアプリとフィギュア展示の期間は2013年1月14日まで。