スカイマーク(SKY/BC)は4月3日、羽田空港の格納庫で入社式を開催した。2017年度は125人(男性28人、女性97人)が入社した。人気アニメ『宇宙戦艦ヤマト』の船体やキャラクターをあしらった特別デカール機「ヤマトジェット」(ボーイング737-800型機、登録番号JA73NG)の機内で開き、入社式後は新入社員を乗せて「サプライズ飛行」を実施した。
佐山展生会長は、125人の新入社員に向け「仕事を好きになること、面白いと思うことが、トッププロになる必要条件」とメッセージを送った。
スカイマークは2016年3月28日、民事再生手続きが終結。2016年度は4人の新入社員の採用した。4人の採用活動時は民事再生が終結しておらず、2017年度の新入社員は、終結後初めての採用活動を経ての入社となった。市江正彦社長は125人が入社したことについて、「(民事再生手続きが終結し)復活した、と実感した」と述べた。
新入社員は「民事再生したスカイマークを、率先して変えていきたい」「感動を与えられるフライトを提供し、多くのファンを作っていきたい」など、入社後の目標を話した。
サプライズ飛行は、機内での入社式後に実施した。新入社員125人は着席した状態で「このまま出発する」と告げられると、驚きとともに歓声をあげた。
サプライズ飛行は入社年度にちなみ、BC2017便と命名。新入社員125人を含む計141人が搭乗し、運航乗務員2人、客室乗務員4人で運航した。BC2017便は格納庫を出発後の午後0時47分、羽田を離陸。富士山や滋賀・大津市上空を飛行し、約1時間30分後の午後2時16分、羽田に着陸した。着陸後は格納庫に戻った。
新入社員のひとりはサプライズ飛行について、「全然知らなかった。頭になかったのでびっくりした」と話し、別の新入社員は「これが最後の“お客さん気分”」と気を引き締めた。
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