ベトナム航空(HVN/VN)は羽田発便で、全日本空輸(ANA/NH)グループで機内食を手掛けるANAケータリングサービス(ANAC)が製造する機内食を導入している。また、3月26日からのハノイ-羽田線へのエアバスA350-900型機投入に伴い、ビジネスクラスの機内食の提供方法を変更した。27日には、報道関係者向けに機内食メニューを公開した。
ベトナム航空は、利用頻度の高いビジネス客などをターゲットに、2カ月ごとに機内食メニューをリニューアルしている。今回公開したメニューは、3月から4月に羽田発ハノイ行きVN385便で提供するメニューで、ビジネスクラスでは洋食と和食を2種類ずつ、エコノミークラスでは洋食と和食を1種類ずつを用意する。
4月までのメニューでは、ビジネスの和食は鶏の旨煮とカレイ煮の2種類から、洋食ではエビのココナッツカレーとビーフフィレの2種類から選択できる。前菜はそれぞれ、水菜のおひたしやカボチャのクリームスープなどを用意。また、チーズや季節のフルーツ、デザート類も提供する。
ベトナムでは、客人を食べきれない量のご飯でもてなす風習があることから、多めの量を用意する。
エコノミーの和食は牛すき煮、洋食はアラスカロックフィッシュとエビの香草クリームソースを用意する。ほかの航空会社ではメインのみが異なり、副菜などは共通となるケースが多い。ベトナム航空では、副菜も和洋に合ったものを提供する。
羽田発の機内食は、ANACが製造する。これまではティエフケー(TFK)が製造していたが、2016年5月にANAホールディングス(9202)と資本・業務提携の契約を締結したことにより、2016年秋からANACに委託している。
ハノイ-羽田線はこれまでのA321からのA350に変更したことにより、機内のスペースが拡大。ビジネスクラスの機内食を、これまでのあらかじめ皿に盛られたものから、客室乗務員が盛り付けるものに変更した。
3-4月の機内食
ビジネスクラス
和食
・アサリと水菜のおひたし
・柿なます
・鶏旨煮 ごはん添え、またはカレイ煮おろしあんかけ ごはん添え
・味噌汁
洋食
・前菜
・季節のサラダ
・カボチャのクリームスープ
・ビーフフィレのガーリックマッシュルームソース クリーミーポテト添え、
またはパーチとエビのココナッツカレー ライス添え
和洋共通
・パン
・チーズ、季節のフルーツ
・和菓子、ケーキ各種、ストロベリーアイスクリーム コアントローソース
エコノミークラス
和食
・山菜きんぴら、つくね、紅白かまぼこ、フキ土佐煮
・牛すき煮
・フルーツ
・パン
・甘味
洋食
・ハム盛り合わせ ポテトサラダ添え
・アラスカロックフィッシュとエビの香草クリームソース バターポテト 野菜添え
・パン
・メープルナッツケーキ
運航スケジュール
VN384 ハノイ(08:15)→羽田(15:05)
VN385 羽田(16:35)→ハノイ(20:20)
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