JAL、プレエコ当日アップグレード値上げ　4月から

　日本航空（JAL/JL、9201）は、国際線プレミアムエコノミークラスに空席が運航当日にある場合、エコノミークラスの乗客がアップグレードする際に空港で支払う追加料金を、4月1日搭乗分から一部路線を除き値上げする。値上げ幅は5000円から1万円で、路線により異なる。

JALスカイスイート777のプレミアムエコノミークラス＝17年2月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　北米・ハワイ路線の場合、現在は日本発便で3万円だが1万円値上げして4万円にする。海外発は300ドルを350ドルに値上げする。欧州路線の日本発便は、ロンドンとパリ、フランクフルト、ヘルシンキ線は3万円から4万円に、モスクワ線は3万円を3万5000円に引き上げる。

　東南アジア・南アジア路線の日本発便は、バンコク線とシンガポール線、ハノイ線は1万円から2万円に、デリー線は2万円を3万円に値上げし、香港線は1万円を1万5000円に改定する。

　一方、シドニー線とジャカルタ線、クアラルンプール線は据え置く。シドニー線は3万円、ジャカルタ線とクアラルンプール線は2万円でアップグレードできる。

改定後の対象路線と料金（都市名、日本発料金、海外発料金の順。括弧内は改定前）
北米・ハワイ
ニューヨーク、シカゴ、ボストン、ダラス、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ホノルル：40,000円/350米ドル（30,000円/300米ドル）

ヨーロッパ
ロンドン：40,000円/290ポンド（30,000円/210ポンド）
パリ、フランクフルト、ヘルシンキ：40,000円/330ユーロ（30,000円/250ユーロ）
モスクワ：35,000円/18,000ルーブル（30,000円/10,000ルーブル）
＊ロンドン線はアップグレード料金に加え航空旅客税が必要。

オーストラリア
シドニー：30,000円/350豪ドル（30,000円/350豪ドル）

東南アジア・南アジア
バンコク：20,000円/6,200バーツ（10,000円/3,500バーツ）
ジャカルタ：20,000円/2,800,000ルピア（20,000円/2,800,000ルピア）
シンガポール：20,000円/250シンガポールドル（10,000円/120シンガポールドル）
ハノイ：20,000円/180米ドル（10,000円/100米ドル）
クアラルンプール：20,000円/800リンギット（20,000円/800リンギット）
デリー：30,000円/18,000ルピー（20,000円/10,000ルピー）

香港
香港：15,000円/1,500香港ドル（10,000円/1,000香港ドル）

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