航空機部品サービスの米GAテレシスは現地時間11月9日、東京センチュリーリース(8439)から出資を受け、財務を強化すると発表した。GAテレシスの新規株式の購入に関する基本合意書を締結し、東センリースがGAテレシスの少数持分を保有することになる。既存の株主構成に変化はない。
GAテレシスは戦略的合併や買収、航空機やエンジンのリース、在庫やサプライチェーンへの融資などの領域に投資を行っていく。同社は10月18日には中国国際航空(エアチャイナ、CCA)との出資比率50:50の合弁会社「GAイノベーション・チャイナ(GAIC)」(本社:中国・北京)を設立。中国を拠点とする初の総合的な中古航空機売買・リース企業となり、アジア市場全体を対象とする航空機解体・再販売事業を手がけていく。また、11月1日にはロシア・東欧圏の航空機市場参入に向け、フィンエアー(FIN)の整備子会社「フィンエアー・エンジン・サービシズ(FES)」買収の一環として、FESの労働組合と団体労働協約を締結している。
東センリースは3月にジェットスター・ジャパン(JJP)の株式を16.7%を取得。今回のGAテレシスの株式取得を通じて、航空機リースなどの事業強化を進めていく。
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