サウスウエスト航空(SWA/WN)は現地時間3月16日、737 MAX 8の運航を10月に就航させると発表した。ダラス発着便に投入する。同社は737 MAXのローンチカスタマーで、初の商業運航となる。
現地時間10月1日から、午前7時ダラス発ヒューストン行きWN1便で運航を開始する。ヒューストンからはサンアントニオに向かい、その後、ダラスに戻る。初日は3区間を運航する。
サウスウエスト航空の737 MAX 8は175席を設定。3路線は現在、737-700(143席)で運航している。
同社は737 MAXを200機発注済み。内訳は標準型の737 MAX 8が170機、胴体が最も短い737 MAX 7(1クラス最大172席)が30機で、737 MAX 8は10月1日時点で9機を導入する。翌週に1機を追加導入し、2017年末までに14機体制を構築する。737 MAX 7は2019年から導入を開始する。
737 MAXは、2011年8月30日にローンチ。CFMインターナショナルの新型エンジン「LEAP-1B」を採用し、翼端には新型ウイングレット「アドバンスト・テクノロジー・ウイングレット」を備える。標準型の737 MAX 8(1クラス189席)は日本の航空会社も多数導入している737-800の後継機で、2016年1月29日に初飛行。2017年3月9日にはFAA(米国連邦航空局)から型式証明を取得し、納入に弾みがついた。
運航スケジュール
WN1 ダラス(07:00)→ヒューストン(08:00)
WN2 ヒューストン(08:50)→サンアントニオ(09:50)
WN3 サンアントニオ(10:40)→ダラス(11:45)
関連リンク
Southwest Airlines
Meet the MAX(YouTube、1分3秒)
Boeing
ボーイング・ジャパン
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