アシアナ航空(AAR/OZ)は現地時間3月16日、同社向け初号機となるエアバスA350-900型機を公開した。5月までに受領し、ソウル(仁川)-関西線などに投入する。
同社向けA350-900は3クラスで331席(ビジネス28席、プレミアムエコノミー36席、エコノミー247席)で、プレミアムエコノミーを設定した。
アシアナ航空はA350を計30機発注済み。内訳は標準型のA350-900が12機、長胴型のA350-1000が10機。短胴型のA350-800も8機発注しているが、エアバスは製造計画を見直し、開発しない方針を示している(関連記事)。
5月15日からは関西線に投入。現在運航しているA330-300(2クラス290席:ビジネス30席、エコノミー260席)から大型化し、提供座席数を増加させる。
A350を導入するのは、1日4往復運航する同路線のうち、A330運航便の1日2往復。OZ112/111便と、OZ114/113便に投入する。5月15日から導入し、8月13日まで運航する。翌14日から9月28日まではA330に戻し、翌29日からはA350を再投入する。
また同日からは、ソウル-マニラ線にもA350を投入。関西線と合わせて運航する。
関連リンク
ASIANA A350
Airbus
エアバス・ジャパン
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