ピーチ、成田2路線運休　札幌と那覇、夏ダイヤから

　ピーチ・アビエーション（APJ/MM）は、3月26日からの夏ダイヤから、成田発着の2路線を運休する。札幌と那覇の各線で、札幌線は運航開始から2年で、那覇線は1年1カ月での運航終了となる。同社の運休は計3路線目。

成田2路線を運休するピーチ・アビエーション＝15年8月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　2路線とも3月25日で運航を終了する。最終便は札幌線が午後2時55分成田発MM585便、那覇線が午後2時10分成田発MM505便となる。

　成田－札幌線は2015年3月29日、1日1往復で運航を開始。成田－那覇線は2016年2月20日、週3往復で開設し、同年3月27日からの夏ダイヤで1日1往復に増便した。

　ピーチによると、平均搭乗率は2路線とも70％から80％で推移していたという。2016年の全路線の平均搭乗率は86.7％で、2路線は全社平均をやや下回っていた。現在は18機を運航しているエアバスA320型機の運航効率や、1日1往復の利便性などから「一旦仕切り直す」（同社）とし、早期の再就航を目指す。

　2路線の運休により、ピーチの成田路線は1日3往復の関西線と、1日2往復の福岡線の2路線となる。夏ダイヤでは、2月19日に運航を開始する那覇－バンコク線を含め、国際線13路線と国内線12路線の計25路線を運航する。

　ピーチは2013年9月13日に開設した那覇－石垣線を、パイロット不足により2014年7月19日に運休。その後、同年8月31日で廃止した。

運航スケジュール
成田－札幌
MM582 札幌（09:50）→成田（11:35）
MM585 成田（14:55）→札幌（16:40）

成田－那覇
MM504 那覇（10:55）→成田（13:25）
MM505 成田（14:10）→那覇（17:25）

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ピーチ・アビエーション

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