ボーイングは現地時間2月12日、737 MAX 8の飛行試験4号機(登録番号N8704Q)が米国での飛行試験で、「MAX」と描いたとTwitter(ツイッター)に投稿した。
試験機は11日午前9時前、ワシントン州シアトルのボーイング・フィールド(キング郡国際空港)をBOE104X便として出発。ワシントン州から隣のモンタナ州にかけて、「MAX」と描きながら約9時間の飛行試験を実施した。ボーイング・フィールドには、午後6時すぎに戻った。
航空機の位置情報を提供するウェブサイト「フライトレーダー24」によると、「MAX」と描かれた部分の距離は、約5534キロに及ぶという。
飛行試験4号機は、昨年7月にロンドン近郊で開かれたファンボロー航空ショーで、目玉となる「フライングディスプレー」(展示飛行)に参加。1月中旬には寒冷地試験をロシアのヤクーツクで、下旬に高温での試験で豪州のダーウィンで実施している。シアトルからダーウィンへ向かう際は給油のため、新千歳空港へ立ち寄っている。
737 MAXファミリーは、今回試験飛行した737 MAX 8(1クラス最大189席)と、同機をLCC向けに座席数を増やした737 MAX 200(200席)のほか、1クラス最大149席の737 MAX 7、同220席の737 MAX 9の計4機種で構成。ローンチカスタマーである、サウスウエスト航空(SWA/WN)への737 MAX 8の量産初号機引き渡しは、今年4-6月期(第2四半期)を計画している。737 MAX 9は2018年、737 MAX 7は2019年に、初号機を引き渡す見通し。
関連リンク
Boeing
ボーイング・ジャパン
Flightradar24.com
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