日本航空(JAL/JL、9201)は2月8日、日本財団パラリンピックサポートセンター(パラサポ)が実施している体験型授業「あすチャレ!School」と提携すると発表した。パラリンピックに出場したアスリートが講師となり、各地の学校に出向いて授業するもので、JALは4月から、移動などをサポートする。
「明日へのチャレンジ」を意味する「あすチャレ!School」は2016年4月からパラサポが開始した体験型授業で、全国の小中高校にアスリートが出向き、児童や生徒らは講師とのスポーツを通じて多様性を学ぶ。競技種目は車いすバスケットボールとゴールボール。2016年度は青森から宮崎までの116校を訪問し、授業を展開する。
JALは講師やスタッフの移動や、車いすなどの器具の運搬などのほか、運営にかかる経費をサポートする。JALの大川順子専務は「スポーツには世界と未来を変える力がある」と述べ、「全力でサポートする」とした。
パラサポの小澤直・常務理事によると、これまでは経費の都合により、自動車で移動していたという。自動車移動による事故などのリスクや、スタッフの体力的な負担が減るほか、移動時間の短縮などが期待できるとし、「これからはJALの飛行機でより遠隔地に、より多くの学校に行ける」と話した。
あすチャレの講師は2人で、シドニーパラリンピック男子車いすバスケ日本代表の根木慎志さんと、北京パラリンピック女子ゴールボール日本代表の高田朋枝さんが務めている。2017年度からはパラリンピック男子車いすバスケ元日本代表の神保康広さんも加わり、3人体制で展開する。
JALは、スポーツアンバサダーや各地のJALスタッフが運営をサポートする。
2017年度は4月から3月まで、250校での実施を予定。2020年までに1000校での実施を目標としている。
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日本航空
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