エアライン, 企業 — 2017年2月2日 20:20 JST

ANA、機体整備にドローン 伊丹格納庫で検証、14日から

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 全日本空輸(ANA/NH)は2月2日、整備作業にドローンを活用し検証すると発表した。エアロセンス(東京・文京区)と共同で検証する。2月14日から伊丹空港内の格納庫で導入し、本格導入に向け検証を重ねる。

機体整備にドローンを導入し検証するANA=16年8月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 機体に被雷した場合の傷やへこみは、現在は整備士が目視検査している。検証ではドローンを飛行させて確認する。エアロセンスのドローン技術を活用し、画像を解析する。整備品質の向上と点検時間の短縮を狙い、運航便の遅延の最小化を目指す。

 ドローンには航空機を周回する飛行ルートをプログラムし、搭載したカメラが機体の外観を高解像度で撮影。解析データの収集し、実用化に向けた課題を抽出する。2月14日から、ANAホールディングス(9202)が出資する整備会社MROジャパンが伊丹空港に構える格納庫で検証を進めるほか、今後、庄内空港のランプエリアでも展開を予定している。

関連リンク
全日本空輸
エアロセンス
MRO Japan

ANA、ドローンで被雷点検 伊丹で787使い検証(17年2月15日)
DJI、4K撮れるドローン「自撮り棒は時代遅れ」(16年9月30日)
ANA、東北の花描くフラワージェット 伊丹でデカール貼り(16年5月13日)
“特別塗装の名門”で誕生 写真特集・ANAのスター・ウォーズジェット、伊丹でお披露目(15年11月22日)
スター・ウォーズジェット、Facebookファンも仕上げ参加 写真特集・ANAデカール機が出来るまで(15年11月21日)

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post