ベトナム航空(HVN/VN)は1月17日、夏ダイヤが始まる3月26日からハノイ-羽田線にエアバスA350-900型機を投入すると発表した。同社の日本路線へのA350の定期導入は、2路線目となる。
座席数は305席(ビジネス29席、プレミアムエコノミー45席、エコノミー231席)。現在はA321(177席:ビジネス16席、エコノミー161席)で運航しており、約1.7倍に大型化する。
ベトナム航空は2015年6月、A350-900の初号機(登録番号VN-A886)を受領。リース会社エアキャップからリース導入した。14機を導入予定で、うち10機は自社購入、4機はリースとなる。2016年12月末現在、6機を受領済み。
同社のA350が日本に初飛来したのは2015年9月20日で、ホーチミン-成田線に初号機を機材変更で臨時投入。商業飛行としても日本初となった。2016年10月30日の冬ダイヤからは、ホーチミン-関西線に定期導入している。
羽田路線の定期便にA350を初導入したのはシンガポール航空(SIA/SQ)で、2016年12月13日からシンガポール午前8時5分発の羽田行きSQ632便と、羽田午後4時40分発のシンガポール行きSQ633便に投入している。
日本の航空会社では、日本航空(JAL/JL、9201)が777の後継機として、A350-900とA350-1000を合わせて最大56機導入。運航開始は2019年を予定しており、6年程度で777を置き換える。
運航スケジュール
VN384 ハノイ(08:15)→羽田(15:05)
VN385 羽田(16:35)→ハノイ(20:20)
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