エアバスは、インドのLCCゴーエア(GOW/G8)からA320neoを72機確定受注した。2016年の英ファンボロー航空ショーで締結したMoU(覚書)に基づくもので、ゴーエアは同機を計144機発注することになる。
現地時間2016年12月30日付で合意し、1月11日に発表した。
同社はこれまで、A320neoを72機発注済み。2016年6月、A320neoの同社向け初号機を受領し、購入後にリース会社に一旦売却してリース契約を結ぶ「セール・アンド・リースバック」で導入した。契約先はSMBCアビエーションキャピタル。エンジンは米プラット・アンド・ホイットニー(PW)製GTFエンジン「PW1100G-JM」を採用した。
ゴーエアのA320neoは1クラス186席で、機体後部のラバトリー(化粧室)やギャレー(厨房設備)を効率良い新レイアウトで配置する「スペース・フレックス」を、A320neoに初めて設定した。
スペース・フレックスはA320従来型(A320ceo)に導入しているもので、同じ機体で1列6席を増やすか、シートピッチを7インチ(17.78センチ)広げることができる。
ゴーエアは2005年11月に運航を開始したインド国内線のLCCで、デリーやムンバイなどを拠点に、国内23都市に運航している。2016年12月末現在、A320neoを4機のほか、A320ceoを18機所有している。
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