日本航空(JAL/JL、9201)と三重県、伊勢市の3者は、夫婦の絆を育む観光プログラム「常若婚(とこわかこん)」を展開する。日本国内や世界から伊勢地域への集客を狙う。3者は1月9日に協定書を締結し、今後、協働で事業を進める。
常若婚では朱印帳を受け取り、伊勢神宮や二見興玉(ふたみおきたま)神社、猿田彦神社など、伊勢市内の神社を参拝。夫婦間で「ありがとう」や「これからもよろしく」など、感謝の気持ちを伝え合う。JALは常若婚プログラムを機内誌やウェブサイトなどを通じ告知するほか、旅行商品を開発・販売し、集客を図る。
伊勢神宮では20年に1度、社殿を造り替え神様を移す「式年遷宮」を実施している。「常若」は式年遷宮を象徴する言葉で、「繰り返し再生し、常に若々しく美しい」様子を表している。
常若婚では、人生の節目に「常に若く瑞々しいままで永遠に」という「伊勢神宮の精神」で、夫婦の絆を育む。
JALと三重県は2015年12月、食と観光に関する協定を締結。JALは地域活性化プロジェクト「新ジャパンプロジェクト」で県を特集し、県の食材を使用した機内食の提供や、機内誌や機内ビデオで県の食材や観光地を紹介した。
・JALと三重県、食と観光の情報発信 16年春から(15年12月15日)