エアライン, ボーイング, 機体 — 2016年12月23日 06:15 JST

ボーイング、500機目の787納入 アビアンカへ

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 ボーイングは現地時間12月22日、500機目の787型機をコロンビアのアビアンカ航空(AVA/AV)へ引き渡したと発表した。

アビアンカ航空に引き渡された500機目の787=16年12月21日 PHOTO: Tim Stake/Boeing

 500機目となったのは787-8(登録番号N793AV)。座席数は2クラス250席(ビジネス28席、エコノミー222席)で、エンジンは英ロールスロイス製トレント1000を採用している。アビアンカは2006年10月4日に787-8を15機発注しており、2014年12月17日に初号機を受領した。

 787は2011年9月25日、ローンチカスタマーの全日本空輸(ANA/NH)へ初号機となる787-8の中距離国際線仕様機(登録番号JA801A)が引き渡された。世界初の787の商業フライトは、2011年10月26日の成田発香港行きチャーター便のNH7871便で、定期便は国内線が2011年11月1日の羽田発岡山行きNH651便、国際線は2012年1月14日の羽田発北京行きNH1255便だった。

 ボーイングによると、航空会社48社が787で530路線以上を運航しており、これまでに69万6000便の商業フライトが運航され、1億3300万人の旅客が運ばれたという。また、世界中で120路線以上の直行便が新設された。

 11月末現在、1210機を受注。内訳は標準型の787-8が431機、長胴型の787-9が625機、超長胴型の787-10が154機で、半数以上の51.7%が787-9となっている。

 日本の航空会社では、ANAを傘下に持つANAホールディングス(9202)が世界最多となる83機(787-8:36機、787-9:44機、787-10:3機)、日本航空(JAL/JL、9201)が45機(787-8:25機、787-9:20機)発注している。両社とも787-8は全機受領済み。

500機目の787となったアビアンカ航空の787-8=16年12月21日 PHOTO: Tim Stake/Boeing

500機目の787となったアビアンカ航空の787-8=16年12月21日 PHOTO: Tim Stake/Boeing

500機目の787となったアビアンカ航空の787-8=16年12月21日 PHOTO: Tim Stake/Boeing

関連リンク
Avianca
Boeing
ボーイング・ジャパン

ボーイング、アビアンカ航空に787初号機納入(14年12月19日)
ANAの787、就航5周年 初便は香港行きチャーター(16年10月27日)
世界初、50機目の787 写真特集・ANAの787-9、エコノミー座り心地改善(16年8月19日)
操縦席も「おしぼり乾きにくい」写真特集・JALの787-8、全機揃う(16年7月6日)
中距離国際線機で完納 写真特集・ANAの787-8、36機揃う(16年5月18日)
全日空へ787納入から1年 ボーイング、6社25機納入(12年9月26日)
日航、ボストン線就航 植木社長「私が操縦したかった」(12年4月22日)
JALの787初号機、成田に到着 2号機は羽田へ(12年3月27日)

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post