12月22日午前0時40分ごろ、ピーチ・アビエーション(APJ/MM)の台北発羽田行きMM1028便(エアバスA320型機、登録番号JA811P)が管制官の指示と異なる滑走路へ進入を一時試み、着陸をやり直すトラブルが発生した。乗客乗員にけがはなかった。
MM1028便は現地時間21日午後9時7分(日本時間同日午後10時7分)、台北桃園空港を離陸。トラブルは22日午前0時39分、羽田空港進入中の高度約140メートル地点で発生した。管制官から指示された第2ターミナル側のC滑走路(RWY16L)ではなく、閉鎖していた海側のD滑走路(23)に着陸を試みた。ピーチによると、当初はC滑走路(34R)に着陸する予定だったが、変更になったという。
同機はゴーアラウンド(着陸復行)し、午前0時55分にC滑走路(16L)に着陸した。同機には乗客158人(うち幼児3人)と乗員6人(運航乗務員2人、客室乗務員4人)の計164人が搭乗していたが、けがはなかった。
国土交通省は22日、事故につながりかねない「重大インシデント」に認定した。今後、国交省の運輸安全委員会(JTSB)が原因を調査。機体がある関西国際空港で調査を進める。
関連リンク
運輸安全委員会
ピーチ・アビエーション
・ピーチ機の海面接近、パイロットの高度確認不足 運輸安全委(16年8月1日)