MRJ, 機体 — 2016年12月15日 11:30 JST

MRJ、2号機も米国へ 4機目越年も

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 三菱航空機が開発中のリージョナルジェット機「MRJ」の飛行試験2号機(登録番号JA22MJ)は12月14日午前9時20分、県営名古屋空港(小牧)から飛行試験の拠点となる米国モーゼスレイクへ向かうため、経由地のグアム国際空港へ飛び立った。米国へ向かうフェリーフライト(空輸)は3機目となる。

米国にフェリーするMRJ試験飛行2号機(写真は初飛行、三菱航空機提供)

 11月に米国に向かった飛行試験4号機(JA24MJ)同様、南回りのルートを飛行する。グアムのあとはマーシャル諸島マジュロ国際空港、ホノルル国際空港、サンノゼ国際空港を経由し、モーゼスレイクに数日以内に到着する見込み。

 三菱航空機では、5機ある飛行試験機のうち、4機を米国へ持ち込む。当初は残る3号機(JA23MJ)も年内に持ち込む予定だが、「準備が整い次第」(三菱航空機)で出発は未定。越年する可能性もある。

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